医療秘書や医師事務作業補助者の給料や年収と業務内容や定着率、地雷部門について解説

病院情シスの闇

医療秘書や医師事務作業補助者へ転職、就職を考えている方へ

給料はどのくらい?仕事はきついの?待遇面は?色々気になりますよね。

そこで病院勤務系ブロガーが医療秘書の給料面や待遇、定着率、地雷部門等について解説いたします。

なお私の勤める病院の場合は医療秘書の業務内容医師事務作業補助のため以降は医療秘書で統一しています。

想定する病院のスペック

病院のスペックとしては以下のとおりです。

  • いわゆる総合病院
  • 救急外来あり
  • 病床数500以上

医療秘書の年収は250万円

私の勤める病院の場合は求人情報をホームページに載せていますのでそこから計算できます。
月額の給料は15.6万円ですがボーナスが4カ月分でますので、
年収は250万円となります。

年収250万円と言うと感じ方は人それぞれかと思いますが、
雇用形態としては非正規雇用となっていますので

女性の非正規雇用者の平均年収や中央値として出てくる
だいたい年収150万円~200万円と言った数字よりは高くなっています。

なお、募集条件には男女の制限はありませんが
実際に院内に居る医療秘書はなぜか女性しかいない為
女性の非正規雇用者の平均年収と比較させていただきました。

待遇について

非正規雇用1年更新
業務時間は8時30分から16時45分までで昼休憩45分
出勤するのは月~金の5日で土日は休み祝日はカレンダーどおりです。

他の待遇面では以下のとおりになっています。

健康保険あり
厚生年金あり
雇用保険あり
年次休暇15日
夏季休暇5日

業務内容と実態

求人欄には医師事務作業補助となっていますが
具体的には医師の監督の元電子カルテの代行入力やその他資料の作成が主な業務となります。
パソコンを利用した仕事が多いのでパソコンが出来る人は重宝されます。

とまぁ文字で書けば何かカッコいい響きですが要は医者の小間使いで医師から頼まれたことを何でもやると言うのが実態です。

配属先としては院長秘書、外来医師補助担当、研修医担当とあり
院長秘書にはたまたまポストが空かないとなれないので、多くが外来医師補助担当に配属されます。

残業について

多くの方が外来医師補助担当にまわされるのと、外来診療も16時までと言う事もあるので
残業は最後の患者さんの診療が伸びたりしなければ発生しません。

皆さん17時には院内から居なくなっているようで、17時以降はピッチを鳴らしても連絡がつきませんね。
残業に関して言えばホワイト職場となっています。

医療秘書の定着率と地雷部門について

私は今の病院に来て6年になりますが
その間ずっと顔を見ている方も多いです。

非正規雇用で1年更新ではありますが、勤務態度や本人の責があると言う理由で
契約を切られた方は私の耳に入る限りでは居ません。

辞められる方は給料面でより良い転職先が見つかった方や、医師との折り合いの面で辞めるという方ばかりでした。

と言うよりも9割くらいが医師との折り合いを理由に辞めているのが現実です

中でも地雷部門が意外や意外、研修医担当一番定着率が低いです。
年中入れ替わりや退職が発生していて、常に人材不足になっています。

外来担当の医療秘書は電子カルテの入力代行等医師の負担を減らすことに密接に係るため医師から辛く当たられることは少ないようですが
研修医担当はそれこそ本当に身の回りのお世話がメインであり場合によっては相当下の人間として扱われるようです。

なんだお前らこんな簡単なことも出来ないのか
なんて事は平気で言ってきますからね。

これって一般的な企業で言うと
新卒1、2年目の新入社員がパートさんや派遣さんをイジメて辞めさせていることになります。
こんな横暴も経営陣からしたら金の卵ですから改善もされません。ある意味病院の闇ですね。

まとめると

医療秘書や医師事務作業補助者の年収は250万円(私の勤める病院では)で非正規の枠として考えると平均より上
就業時間で言えば比較的ホワイト
外来担当になるのか研修医担当になるのか募集時や面接の時に聞いておこう。

と言うのが病院勤務系ブロガーからアドバイスする医療秘書への心構えでした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました