【データ競馬】内と外で勝ちやすい、負けやすいは有るのか？

データ競馬３回目

前回は単勝と言う物を考察しました。結果として競馬と言うのは長く続ければ必ず負けると言う事が分かっただけでした。

本当は複勝や３連複なども考察を考えていましたが、オッズを考察する事はあまり意味が無さそうなので、勝ち負けに影響のある因子を調べた方が良いと考え、今回は内側と外側について考察してみます。

一般的に競馬では内側が有利、外側が不利と言われ、又先行逃げ馬であれば内側が望ましく、差し、追い込み馬は外側でも良いかなぁと言う感じの印象があります。

これは単純に外側程走る距離が長くなるため、逃げ、先行馬は外枠にいるほど序盤のポジション争いで外側に追いやられてしまうので外側でスタートとなる場合馬券を買う側が嫌がると言う心理があります。

勝利した馬の馬番の集計

と言う事で１０万５０００件分のレース結果について勝った馬が何番スタートであったか集計しました。

縦方向に馬番が並び、横方向に１着のカウントと、実際にその馬番でスタートした頭数、比率です。

馬番	1着のカウント	分母	比率
1	7858	104515	0.075
2	8408	104574	0.08
3	7961	104517	0.076
4	8382	104598	0.08
5	7960	104537	0.076
6	8130	104400	0.078
7	7823	103939	0.075
8	7924	102842	0.077
9	7128	99613	0.072
10	7058	94784	0.074
11	5999	88513	0.068
12	5681	81439	0.07
13	4545	70964	0.064
14	3953	61819	0.064
15	2977	49996	0.06
16	2507	40197	0.062
17	407	8282	0.049
18	395	6884	0.057

では表を見てみましょう。１番馬として出走した馬は104,515頭居て、7,858頭の馬が勝利しました。つまり１番馬として出走した７．５％の馬が勝利したという事です。

表を見るにあたり１着のカウントだけを見てしまうと、１８頭立てのレースはそもそもが少ないので見誤ってしまうため、比率で見ます。

特に、分母にそこまでの差が無い８番馬までの比率を見ますといずれも７．５％から８％ぐらいであり、外側がものすごく不利と言う感じはしません。

また、１２番馬でも７％程度勝利しており、確かに１３番馬以降は比率は下がって来ますが、それでも１６番馬であれば６％なので外側を毛嫌いするほどの差がある訳では無いように思います。

先ほどの表はレース全体の集計でしたが、次は１番人気の馬に絞って集計をしてみます。

何度も言っておりますが、１番人気馬の勝率は約３分の１（３３．３％）です。

集計だけを見れば１番人気馬であれば１０番馬までであれば勝率は変わらないと考えてよいでしょう。

１１番馬から１５番馬までであれば確かに多少は勝率は落ち、１６番馬以降はやや落ちると言う感じです。

内、外の有利、不利説は確かに外側の方が若干不利である事は確かなようです。

じゃあ外側は捨て一択なのかと言うと、個人的にはそこまで勝率が落ちるようには思いません。この辺りは脚質と合わせて検討していく必要がありそうです。